ライター編集者・友光だんご日記

編集者/ライター・友光哲(友光だんご)の日記です。

もらいすぎた2017年のまとめ

f:id:tmmt1989:20171231160337p:plain

クマと一緒にこんにちは。僕にとっての2017年は本当に節目の年でした。

こんなに人生変わることあるんだな、と。なにしろまず名前が変わりましたから。

 

カレンダーを見返すと、僕の退職メールを受け取って徳谷柿次郎さんから電話がかかってきたのが1月10日。

その3日後に自腹でジモコロの兵庫取材について行ったところから、怒涛の1年が始まっています。

 

f:id:tmmt1989:20171228222103j:plain

兵庫でのTAKA VIDEO CAMP取材中。人生の岐路に立ち揺れている顔をしています(写真:小林直博)

 

ちなみに「友光だんご」になったのは2月。深夜に突然「ペンネーム考えました!」というメッセが来て、6パターン送られてきたうちの一つでした。

 

f:id:tmmt1989:20171228222831p:plain

 

一晩寝かせるくらいには悩んだのですが、気づいたらだんごになってました。

 

結果、メリットしかなかったです。覚えてもらえやすいことと、変身したみたいな感覚があって。

いきなりウェブ上に顔出しして「こんにちは、友光だんごです!」なんてやるようになったのですが、別人格みたいな感じがあって恥ずかしさとかなくスッと入れたんですよね。

もはや「友光さん」と呼ばれる方が少なくて違和感あるので、慣れってすごい。

 

 

走りながら慣れて、試されて

f:id:tmmt1989:20171231160457j:plain

北海道・下川町にて。地元の方に教わった舞いが気に入っているところです(写真:藤原慶)

そんな名付け親であり親方である柿次郎さんには感謝してもしきれません。

紙の経験こそあれウェブ編集の素人である僕に一から教えてくれ、公私ともに色んな機会をいただいて。

 

というより、公私の境のない働き方の面白さを教えてくれた、といってもいいかもしれません。

飲み会で、旅先で、さまざまな場所で出会った人とつながり、気づけば仕事になっている。「編集者」という仕事の面白さを、出版社のときの数倍感じられるようになりました。

 

全てにおいて走りながら慣れる怒涛の日々でしたが、入ってくる刺激が多すぎて辛さを感じてる暇もなく。環境変化への耐性はだいぶついたと思います。

 

 

f:id:tmmt1989:20171231161350p:plain

所属する「Huuuu」の皆さん。こんな愉快なチームにも入れました(写真:藤原慶)

 

柿次郎さんには繰り返し「エピソードトーク力をつけろ!」「飲み会で爪痕を残せ!」と言われてきたのですが、「何者か試される場面」もムチャクチャ増えました。

 

取材先ではもちろんなんですが、編集者の藤本さんやかもめブックスの柳下さんをはじめ「経験値のヤバい強いおじさん」たちと知り合う機会をたくさんいただけて。

そんな時に必要な自分の引き出しと経験値の無さを思い知る1年でもありました。

 

飲み会で「心を剥かれる」=(自分では意識していない本質的なところを指摘される)ことも多かったです。 

数え切れないほど心を剥かれて自分を客観視できた結果、SUUMOタウンの記事は書けたような気がします。

 

 

心剥かれナイトで一番覚えているのは、大阪のホテルで深夜3時まで柳下さん・小倉ヒラクさん・柿次郎さんに剥かれた回で。

あの時ヒラクさんに

「だんごが『岡山に帰りたい』って言うのはさ、タラレバ娘の『結婚したい』ってのと一緒だよね」

と言われたのが衝撃すぎたからこそ、『「岡山へ帰りたい」は「何もかも捨てて遠くへ行きたい」みたいな逃げの感情だった』ことに気づくことができました。

 

ちなみにその夜の衝撃を引きずったままの翌朝、大阪から松本へ向かった結果、電車にiPhoneを忘れました。いろんなショックで目が泳ぎまくっている。

 

 

現場のマジックを教えてもらった

では、ライターとして思い出ぶかい記事を。

 

この2本は「ジモコロらしさ」みたいなものをガツンと味わうことのできた記事です。

 

というのも、取材相手はどちらも現地の人に教えてもらい、たまたま出会った人たち。

その場で話を聞くうち面白い話がボロボロ出てきて「これは記事にしなければ!」と思う瞬間のワクワク感はすさまじいものがあります。

そんな「現場のマジック」を早い段階で知ることができたのはラッキーでした。

 

特に“マッドサイエンティスト農家”の山澤さんは「この内容で面白い記事にならなかったらライター失格だな…」というくらいパンチライン全開の取材で。

とても楽しく書けましたし、いろんな反応を見ると山澤さんの思想の部分まできっちり届いた感があって、自分にとって大事な記事になりました。

  

15歳の焙煎士・岩野響さんとは、たまたま一切メディアに出ていないタイミングで会うことができて。彼と話をして、柿次郎さんと「絶対すぐに取材が来る!ジモコロで一番に記事にしましょう!」と話し、帰ったその日に原稿を書いたのを覚えています。

 

その後の響さんは数え切れないほどテレビや雑誌で取り上げられ、先日2冊の本も出版。

コーヒーはぼくの杖~発達障害の少年が家族と見つけた大切なもの

コーヒーはぼくの杖~発達障害の少年が家族と見つけた大切なもの

 

彼が世に出るタイミングに運良く立ち会うことができたのは、とても貴重な経験だったと思っています。

 

 

社会への解像度が上がった

ジモコロが「ローカル」の面白さを教えてくれた一方、5月にスタートしたBAMPは「社会への解像度」をグッと上げてくれました。

 

 

この社会には、大勢の“困っている”人々がいる。しかし、その姿が私たちの目に入ることは決して多くはない。雑踏に、どこかの家の中に、彼らはひっそりと存在している。

 

とPIECIESの荒井さんの記事で書いたのですが、本当に、今までの自分の視界は狭くてぼんやりしていたのだなとBAMPを通じて痛感しました。

現場で当事者と関わる人たちの言葉は重いし、深い。

彼らの話を聞くと「これは世の中に伝えなければ!」と心から思えましたし、その熱をまっすぐにぶつけられるBAMPというメディアに関われているのもありがたいです。

 

f:id:tmmt1989:20171231152942j:plain

BAMP忘年会にて。来年BAMPでやりたいことはたくさん!(写真:なかむらしんたろう)

 

 

まとめ

今年をまとめると「もらいすぎた」1年です。これに尽きます。

柿次郎さんをはじめ、いろんな人から機会や出会いを与えてもらいすぎて、自分はどれだけ返せてるんだ?と焦るくらいで。

 

もっと外に出て人と会い、話して、人のために時間を使う。自分の言葉を、思考を磨いて深くする。

でなければあっという間についていけなくなってしまう場所だと思っています。

 

出会いがつながり、企画が生まれ記事になり、また新たな出会いを呼ぶ……という面白さを肌で感じた1年でした。来年はその連鎖を自分からどんどん生んでいきたいです。そして行動から、もらったものを返していけたらと思っています。

 

2018年、ワクワクすることばかりです。来年もどうぞよろしくお願いいたします!

「誰よりも“奥信濃の男”になりたいんです」『鶴と亀 禄』出版記念イベントレポート

f:id:tmmt1989:20170918163203j:plain

インパクト満点のカーラーを巻くばあちゃん。表紙からして只者ではないオーラが漂うこの写真集『鶴と亀 禄』、みなさんもうご覧になったでしょうか?

 

『鶴と亀』とは…

“じいちゃんばあちゃん×ヒップホップ”をテーマに、長野県飯山市に住む小林直博くんが兄とともに制作してきたフリーペーパー。2013年8月に創刊し、現在までに5冊を刊行。日本全国の書店やカフェ、ゲストハウスなど約200ヶ所で配布を行ってきた。 

 

そして、これまでの活動の集大成となる作品が、『鶴と亀 禄』なのです。

 

↓『鶴と亀 禄』の収録内容はこちらの記事をご覧ください!

 

写真集の発売日となった9月18日、小林くん、そして「鶴と亀」の地元である奥信濃の長野・飯山で、出版記念イベントが開催されました。その模様をレポートいたします!

 

飯山駅近くのイベント会場「なちゅら」には、開始1時間前から何人ものお客さんの姿が。

f:id:tmmt1989:20170918164948j:plain

「直販兄弟」というユニークな売り方に挑戦している『鶴と亀 禄』ですが、この日はいち早く本を購入できる貴重な機会。販売ブースでは、続々と写真集を購入する人の姿がありました!

 

会場には、飯山の「うまいもん」の店も出店しています。

f:id:tmmt1989:20170918163948j:plain

こちらは焼きカレーが名物な地元の店「ペンティクトン」の木原孝さん。イベントへの意気込みがリーゼントになったようです。

 

f:id:tmmt1989:20170918164003j:plain

リーゼント頭で木原さんが販売するのは「ヤンキーマカレー」。地元・奥信濃農園の「やんちゃ豆」入りです。

 

f:id:tmmt1989:20170918163957j:plain

地元からもう1店、「ギャロメ食堂」からは名産「みゆき豚」をのせたうどんが。甘辛い豚が麺と絡んで絶妙〜!

 

飯山のフードを楽しんでいたら、あっという間にイベントの開始時間がやってきました。

 

市長も登場して、第1部スタート

f:id:tmmt1989:20170918162451j:plain

小林くんとともに登場したのは、写真集の編集を担当したオークラ出版の長嶋瑞木さんと、デザインを担当した中屋辰平さん。全員20代の3人チームで『鶴と亀』の写真集は作られました。

 

f:id:tmmt1989:20170918162550j:plain

そしてなんと、飯山市長も登場!

市長:私自身、小林くん、そして『鶴と亀』のいちファンです。登場するおじいちゃんおばあちゃんも、ほとんど知ってる人(笑)。『鶴と亀』を通じて、小林くんは飯山の人の魅力を引き出してくれたと思います。

と、愛のこもったコメントが。噂には聞いていましたが、小林くんの「飯山の星」感がすごい…!

 

f:id:tmmt1989:20170918162953j:plain

制作チーム&市長で鏡開きをして、イベントが始まります!

 

f:id:tmmt1989:20170920005622j:plain

まずは制作チームによる写真集の裏話から。最初の話題は「小林くんの強すぎるこだわり」について。

 

中屋:ページのデザインを小林くんに見せると、気まずそうな感じは出しつつ『全然ちげえっすねー』という答えが返ってきて。イメージと違うんだろうなと思って、そこから何度もやりとりを重ねました。

 

フリーペーパーの『鶴と亀』では、小林くんが写真だけでなく、デザイン・編集まで手がけていました。他のデザイナーさんと制作するのは、写真集が初めての機会。そのため、「自分の頭にあるイメージを人に説明するのに苦労した」と、小林くん。

 

長嶋:1Pにここまで時間をかけるのか!というくらい、小林さんと中屋さんはとことん話し合っていました。私も意見を言うんですが、どこかずれてるらしく(笑)。二人の波長が合っていて、編集者として羨ましかったです。

 

3人の絶妙なチーム感も伝わってくるやりとりが続きます。

 

今回の写真集のために、沖縄と秋田での撮影も行われました。

信濃のじいちゃんばあちゃんを撮り続けてきた小林くんから見た、沖縄&秋田の感想は…

f:id:tmmt1989:20170920010200j:plain

小林:沖縄のじいちゃんばあちゃんはシャイで、コミュニケーションをあまりとろうとしない。野生動物みたいな印象だけど、パンチは強め。秋田は逆に、ぐいぐい話しかけてくる。『お前ら無職か?』といきなり言われたり、おみやげにリポビタンDを6本渡されたり。

 

そして、小林くんの「おじいちゃんっ子&おばあちゃんっ子レーダー」でキャッチされた有名人3人の撮影にまつわる話も。

 

小林くんが中学生の頃から聴いていたという山梨のラッパー・田我流さんは、団子屋さんでの撮影。

小林:団子屋にあった石がやばいって話をずーっとしてた。田我流さんは石にしか食いついてなかった。

長嶋:音楽誌とかではできない、いい意味でざっくばらんな対談ができました。

 

Yogee New Waves  角舘健悟さんは、実のばあちゃんとの対談。

小林:東京のばあちゃんっ子ってどうなんだろう?と気になってオファーした。飯山では茶の間でする「お茶飲み」を、健吾さんとおばあちゃんは新宿の喫茶店で!すごいなあと。

 

さらに「あまちゃん」をばあちゃんと一緒に観ていたという小林くん。「絶対じいちゃんばあちゃん好きだと思った」と、のんさんにもオファー。見事、撮影のOKをもらったそう。

小林:女優さんってすごいと思った。表情がコロコロ変わる。

などなど、実に楽しかった様子で撮影について語ってくれました。

 

 

大好きおじさん登場!

 そして、いよいよ第2部「鶴と亀大好きおじさん in 奥信濃」。

「小林くんのことが大好きなおじさんが集まり語り合う」というこの謎イベントですが、今年2月の東京編に続き、2回目の開催。

今回は飯山が舞台ということで、地元の強烈なおじさん3人がゲストとして登場しました。

 

f:id:tmmt1989:20170920010332j:plain

 (写真左から)

“カレーおじさん” 木原孝さん

飯山にあるカレーの店「ペンティクトン」店主。なんと写真集を400冊購入!

 

“印刷おじさん” 足立崇さん

この方の「足立印刷」で、フリーペーパー「鶴と亀」の1〜5号まで印刷しているそう。

 

“仏壇屋おじさん” 鷲森秀樹さん 

地元の仏壇屋「神仏の鷲森」の若旦那。「鶴と亀」にずっと広告を出稿してくれている大スポンサー。

 

と、「鶴と亀」のフリーペーパー初期から支え続けたおじさんたち。皆が小林くんを下の名前で「直博」と呼ぶのも地元感があります。

対する東京勢のおじさんは、

f:id:tmmt1989:20170920011335j:plain

(写真右から)

“ジモコロおじさん”徳谷柿次郎さん

ウェブメディア「ジモコロ」編集長。取材で小林くんと日本各地をまわり、「誰よりも一緒に風呂に入っている」そう

 

“本屋おじさん”柳下恭平さん

神楽坂の「かもめブックス」と校正・校閲の会社「鴎来堂」代表。東京勢の中で、小林くんに会ったのは一番最初なんだとか

 

初っ端からアルコールが入って飛ばしまくる飯山のおじさんたちに、東京勢は押され気味。と、ここでもう一人のゲストが…

f:id:tmmt1989:20170920011626j:plain

なんと、編集者の藤本智士さんがシークレットゲストで登場!何も知らされておらず、本気で驚く小林くん。

 

藤本さんは秋田のフリーマガジン「のんびり」や嵐の本を手がけたベテラン編集者。

この日は宮崎でイベント登壇の予定だったものの、台風の影響でイベントが中止に。なら長野へ行けるやん!と神戸から片道5時間かけ、急遽やって来たそう。小林くん愛がすごい。

 

シャイな飯山のおじさんたち

f:id:tmmt1989:20170920011938j:plain

メンバーもそろったところで「大好きおじさん」本番へ。

最初のトークテーマは「小林くんの好きなところを言い合う」というもの。

 

柳下:気遣いが自然にできるところがいい。さっきの市長が話している時にも、BGMが大きかったので自分から下げに動いてた。

藤本:今日の主役なのに、いちばん黒子みたいな服を着てる。その謙虚さが好き。

柿次郎:車を運転してて、不意に「秋が来たっすねー」と言えちゃう自然への感度の高さが好き。

 

という東京&関西のおじさんたちに対し、飯山のおじさんたちはというと…

 

木原:直博が大学生の頃、俺のところにこんなフリーペーパーを作りたいんですとやって来て。内容に全然ピンとこなかったんだけど、俺も若い頃、地元を盛り上げる祭りをやる時に、周りの大人が助けてくれた。だから同じように協賛金集めを手伝ったんだ。だから今の鶴と亀があるのは俺のおかげなんだな

 

柿次郎:それ、「小林くんの好きなところ」じゃなくて「俺のすごいところ」になってません?

と、なぜかぎこちない様子。

 

f:id:tmmt1989:20170920012704j:plain

ここで判明したのが、飯山の人は「誰かを人前で褒めるのが苦手」ということ。

当初予定されていた、

「地元おじさんの小林くんへの愛に、アウェーおじさんたちが焼きもちを焼く」という構図は今いち成立せずも、小林くんのエピソードが次々と語られます。

 

足立:地元の飲み会のあと、直博は皆んなを車で送り、面倒を見てくれる。そこまでしてくれるのは彼くらい。

鷲森:直博がフリーペーパーの広告を頼みに来た時、初対面だった。よくある飛び込み営業かと思ってたら、1時間くらい「こんなことをやりたいんだ」とずーっと語る。その熱意に店のスタッフも感動して、その場で広告の協賛が決まった。

 

f:id:tmmt1989:20170920125530j:plain

話はたびたび脱線しつつも、小林くんへの想いが随所から伝わる飯山のおじさんたちの話。地元の人の支えがあって、あの「鶴と亀」ができたんだなあと感じます。 

 

小林くんは「全日本人の孫」。でも現状で満足してほしくない

イベントの最後には、おじさんたちから小林くんへメッセージが贈られました。

f:id:tmmt1989:20170920142431j:plain

柿次郎:写真集が売れても、また全国へ2泊や3泊の取材旅行に行きたい。どんだけ売れても安いお金で写真をとってほしい(笑)!

柳下:後輩としての小林くんが愛おしい。でもこれから先、30歳を超えて先輩側になった時の小林くんが楽しみ。

藤本:小林くんは「全日本人の孫」。高齢化社会だから、未来のスターになることは間違いない。じいさんになっても孫みたいであってほしい。

 

f:id:tmmt1989:20170920142334j:plain

木原:若い世代で頑張ってる直博は、飯山の星。影響を受けて頑張ろうっていう人がどんどん増えてほしい。

鷲森:でも、まだまだ伸び代がある。だから写真集はあくまでスタート地点。現状で満足してもらっちゃ困る。

足立:「“鶴と亀の小林くん”って言われるのが嫌なんすよね」ってポロっと言うのを聞いたことがある。だから「そういえば鶴と亀って本を出してたね」って言われるくらい、ビッグになってほしい。僕たちは小林くんに夢を託してる。

 

アツいおじさんたちの言葉を受けて、小林くんは…

f:id:tmmt1989:20170920142648j:plain

小林:僕は誰よりも「奥信濃の男」になりたいんです。地元の祭りみたいな伝統ももっと伝えていきたい。そして、県外の人と飯山の人と、全部いいとこどりして、面白いことをやっていきたい。

 と語りました。

「奥信濃の男」と聞いた時の、地元のおじさんたちの何とも嬉しそうな表情が印象的でした。小林くんのこれからが本当に楽しみです!

 

f:id:tmmt1989:20170920171857j:plain

 

 

お知らせ

f:id:tmmt1989:20170920150805p:plain

9月28日(木)〜10月4日(水)、どこでも地元メディア『ジモコロ』と長野発の人気フリーペーパー『鶴と亀』のコラボ写真展「ジモト」がアイデムフォトギャラリー「シリウス」にて開催されます。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000746.000002663.html

期間: 2017年9月28日(木)~10月4日(水)

日時:午前10:00~午後6:00 (入場無料)、最終日 午後3:00まで 日曜日・祝日休館

会場:アイデムフォトギャラリー「シリウス」 (東京メトロ丸ノ内線新宿御苑前」駅そば)

☆9月30日(土)14時〜15時は、ジモコロ編集長・徳谷柿次郎さんと鶴と亀の小林直博くんによるトークイベントも開催。当日は二人も在廊予定です!

 

ライターと編集者、全然違う仕事問題

f:id:tmmt1989:20170712211502j:plain

もう夏ですね。暑さから逃れに軽井沢へ行ってたんですが逃げられなかった。夏はどこまでもついてきた。

 

ライターと編集者、全然違う仕事問題

フリーランス化してしばらくはライター仕事中心でしたが、最近は「BAMP」が始まりライターと編集の割合が半々ぐらいに。だいぶ記事数が増えてきてサイトを眺めてると楽しいです。これからも面白い記事が続々出て行く予定です。

☆ライターの仕事はFacebookページにまとめてます→https://m.facebook.com/dangotomomitsu/

 

さて、今の状態になってみて気付いたんですが、「ライター」と「編集者」って違う仕事なんですよね(考えてみれば当たり前なんですけど)。

「ライター兼編集者」って名乗る人は多くて、僕もその1人。ただし、ライターと編集者で使う脳味噌って全然別もので。

 

いろんなの調整ごとや人の原稿を編集する作業をしていると、なかなか自分の原稿を書けなくてあっぷあっぷする時が割と多くなってしまい、どうやったら二つをうまく切り替えられるかしばらく悩んでいました。同業者に会ったら相談してみたり。

しかし数ヶ月やってみて、結局「やるしかない」なと気付きました。つまるところ根性論。

名乗った以上やるしかないし、できないなら辞めるしかない。

 

思い返すと、もともと本の書き手になりたくて、大学で「編集」という立場で本作りに関われることを知り、気づけば出版社に入って編集者になっていて。

なので、今こうしてライターとして書く機会をいただいているのは、一周まわって「書き手」という最初の目標にだいぶ近づけているんですよね。

だから、切り替えうんぬんも幸せな悩みだと思っています。

 

この夏は

今週末から宮崎→大阪・神戸、8月初旬には岡山と長めの出張が続く予定です。フリーランス5ヶ月目、旅先で原稿書く体力をつけるターンと思って頑張ります。

f:id:tmmt1989:20170714003920j:plain

書き手として声を届けたい(ウェブマガジン「BAMP」オープンによせて)

f:id:tmmt1989:20170531093110p:plain

こんにちは、友光だんごです。昨日、ウェブマガジン「BAMP」がオープンしました。

 

僕は編集者兼ライターとして関わっていますが、ウェブメディアの立ち上げに関わるのは初めてです。

錚々たるメンバーのなか、未経験のことばかりで目を白黒させつつ、自分にできることは書くこと!と、初期コンテンツの1本をまず担当しました。


インタビューしたのは、クラウドファンディングで設立資金の調達に成功し、諏訪に「リビルディングセンタージャパン」を作った東野唯史さん。

プロジェクト成功の秘訣を聞く、という切り口ではあるのですが、そこでのノウハウはSNSの運営法や文章の書き方、人への思いの伝え方など、結果的にクラウドファンディングに留まらずさまざまに応用できるものばかりでした(Facebookの運営メソッド、取材以来実践しています)。

ぜひご一読いただけたら!

 

 

さて、最後にBAMPに関わるにあたっての決意表明のようなものを書いたので、ブログに載せておきたいと思います。

 

******************************

編集・ライターの友光だんごと申します。名前の由来は出身地・岡山名物の「きびだんご」です。

大学卒業後は出版社で雑誌編集をしていたのですが、BAMPの編集長である柿次郎との出会いをきっかけに、気づけばフリーランスの編集・ライターとして日本各地を取材で回るようになっていました。


 

以前の僕はどちらかというとインドア派で、家で過ごすことの方が多い生活を送っていました。しかし、フリーランスになって以降、今まで行ったことのない土地に行く機会がうんと増えます。

知らない土地で初めての人と出会い、話を聞き、彼らの声を記事という形にする。ライターはそんな風に「声を聞く」仕事と言ってもいいかもしれません。

 

BAMPがテーマに掲げる「小さな声」は、誰しもが持つものです。しかし、1人の声は小さいからこそ、なかなか多くの人の耳には届きません。僕自身、「どうせ届かないから」と声をあげるのを諦めてしまいがちな人間です。
 

 

ただ、誰かの小さな声の存在に気がつくことで、声を上げる勇気は湧いてきます。例えばBAMPの運営母体であるCAMPFIREやBASEは、まさに小さな声を可視化するためのツールだと思います。クラウドファンディングやウェブショップを通じ、発信する側はもちろんですが、受け手の側も「こんな声が、こんな想いがあるんだ」と知ることができる。BAMPも同じで、さまざまな声を伝えることで、「自分にもできるかも」と思ってもらえたら、こんなに嬉しいことはありません。

 

僕がBAMPで書く記事も、ひとつの「声」です。誰か1人の声では小さいけれど、いろんな人の声が集まれば、大きく、遠くまで届くものになるでしょう。別に皆が同じことを言う必要はなくて、ワイワイガヤガヤ、うるさくていいんだと思います。BAMPがいつかそんな風に、たくさんの声が集まる場所になるよう、僕は書き手として声を届けていきたいと思っています。

 

******************************

 

すでに予告が出ている取材済の記事が2本。さらに今後も全国を回って「小さな声」を集めていきたいと思います。ガシガシ書いていくぞ〜〜!

 

 

サバイバルへの憧れは遊動生活の名残り?/読書メモ『暇と退屈の倫理学』

f:id:tmmt1989:20170423171918j:plain

こんにちは、友光だんごです。

ライターの根岸さんに勧められた國分功一郎氏の『暇と退屈の倫理学』が大変に面白かったので、雑感をメモします。

主に興奮したポイントとしては

・「サバイバルもの」を面白く感じるのは、人間の「定住革命」が原因だった? 

になります。

 

※『暇と退屈の倫理学』という本をとっってもざっくり言うと「なぜ人は退屈するのか、そしてその生とどう向き合っていけばいいのか」ということを考える本です。

 

なぜ人は退屈するのか

まず、退屈はなぜ、どうやって生じたのかという問いに対し、著者の國分氏は「定住革命」という考えを例に挙げます。

・人間という生き物は、縄文時代(約1万年前)までは移動しながら狩猟採集で食料を得る「遊動生活」を送っていた

・氷河期が終わり、温暖化が進むと大型動物などが減り、狩猟生活が困難になった。そこで人間は「定住生活」へと切り替わった

「定住」は人間にさまざまな変革をもたらすのですが、ここで重要な変化は「庭樹により、人間は退屈を覚えるようになった」ということ。なぜか?

 

 遊動生活では移動のたびに新しい環境に適応せねばならない。新しいキャンプ地で人はその五感を研ぎ澄まし、周囲を探索する。どこで食べ物が獲得できるか? 水はどこにあるか? 危険な獣はいないか?… (P.91より)

 

 しかし、定住するようになるということは、「常に同じ環境に身を置くこと」を意味します。そのため、今まで新しい環境へ適応するためにフル活用していた脳の能力を「持て余す」ようになってしまう。その「持て余し=退屈」とされます(本の中では「新たな負荷を求める」と表現)。

 

遊動生活=サバイバル生活では 

この「遊動生活で五感をフル活用する状態」って、イコール「サバイバル状態」だと思うんですよ。ちょっと話が飛びますけど。

僕、サバイバルする話がとっても好きなんですよね。吉村昭漂流』とか島田覚夫『私は魔境に生きた』とか。

文明が一度滅んだ近未来の世界で人が生きる話(ナウシカ的な世界観のやつ)もサバイバルものの面白さがありますし(椎名誠の『アドバード』『武装島田倉庫』に連なるSF群とか、オールディズの『地球の長い午後』とか)、

あと原始生活YoutuberのPrimitive Technologyの人とか。ずっと自然音が流れてるので入眠動画としても良い。


なんでこう好きなのかな、と思っていて、男子の憧れとかよりもっと根源的に、人間の生き物としてのルーツにまで遡るんじゃないか?と興奮したんですね。

娯楽としてサバイバルものに触れる行為は、まさに退屈から逃れようとする人間の本質的な欲求なのではないか、みたいな……

 

 

だいぶ頭の悪そうな感じになりましたが、『暇と退屈の倫理学』後半の

退屈から脱するには、「贅沢」を取り戻す=衣食住や娯楽を「楽しむ」ことが必要。つまり生きることに対する解像度を上げ、思考に対して開かれた状態になること…

という話もとても面白くて。

ここで紹介したのは本の内容のごく一部なので、気になった方はぜひぜひ『暇と退屈の倫理学』を読んでみてください。 

 

  

フリーランスに立ち仕事が効く説

f:id:tmmt1989:20170407232533j:plain

こんばんは、友光だんごです。新年度は喉にきた花粉症との戦いの日々です。花粉症というか風邪疑惑。

 

なんかいまいち調子つかめねえなあと思っていたさなか学生時代の友人と目黒の大衆居酒屋で飲んだんですが、その彼はフリーライター→最近会社員にという僕と逆パターンで。

彼から聞いて合点したのが

フリーライターは立ち仕事を週1でやるといい説」でした。

家がオフィスだと、まず人と会わない。かつライターはデスクワークが大半。

おまけにフリーランスは時間の使い方が自由すぎて逆に困るよね、という悩みがあるんですが、彼曰く週1〜2程度で立ち仕事(かつ接客)をやれば

・人と会う

・立ち仕事で適度に体を動かす

・定期の予定が立つからそこに合わせて仕事を組める

…と全部解決しまっせ、ということで。

「知り合いの店の店番」が一番いいんですが(チェーン店のシフトほど入りたくはない)んですが現状その伝手はないので、なんか探そかなと思ってます。

近所のがいいんだよな…家庭教師がいい説もある……

 

 

最近の仕事はfacebookページにまとめるようにしました。

https://www.facebook.com/dangotomomitsu/

 

もうちょっと更新頻度あげたいな。ではでは〜