ライター編集者・友光だんご日記

編集者/ライター・友光哲(友光だんご)の日記です。

2019年の仕事まとめ

『逃げ恥』の再放送を夫婦で見ながら騒いでいたら、一気に押し寄せる年末感。今年は『いだてん』が面白かったなあ。紅白で限界突破するらしい氷川きよしも楽しみです。

さて、岡山へ帰省する新幹線で1年を振り返ります。

 

編集長を2ヶ月で辞め、取締役と再びの編集長に

今年は『BAMP』にまつわるあれこれが本当に大きかったです。5月に編集長へ就任したものの、7月をもってHuuuuの撤退が決定。編集長としての仕事は束の間でしたが、しかしBAMPに関わった2年間は編集者として、本当に大きな経験でした。


力のある編集者・ライターの人たちにBAMPで自分がどんな編集をしたいのか問われ、考え続けてきたこと。編集長への就任以降、「BAMPとは何か」を改めて言語化すべく議論を重ねてきたこと。「なぜこのメディアで記事を作るのか」を常に考えながら、記事を編集したこと。単発ではない「面」の編集の面白さをここで知ることができました。

 

そして、9月からはHuuuuの取締役/編集部長に就任。同じタイミングで日向コイケくんがHuuuu初の社員となり、チーム体制も大きく変わりました。


10月からはオフィスを間借りさせていただく「移動型編集部」も始まり、会社員以来の固定オフィスが。週3くらいでどこかに通ういまの働き方がどうやら自分には合っていたらしく、このあたりから色々と整った感があります。

 

そして11月には、モメンタム・ホースとの合同自社メディア「CAIXA」がスタート。編集長に就任しました。

CAIXAに関しては来年前半が勝負という感じなので、ここからアクセルをグッと入れて盛り上げていきたいです。

 

編集者仕事としては、11月から始まったシリーズ連載「フリーランスの進路相談室」が面白いです。

とかくグラグラした世の中で、これから僕たち私たちはどう働いていけばいいんだろう?という悩みを、フリーランスの先輩方に聞いていくインタビュー連載。編集者の山中康司さんをはじめ、チームを組んで問いを深めていくのはワクワクします。現在4回まで公開中ですので、未見の方はこの機会にぜひ。

 

ジモコロでも50〜60本くらい編集したと思うのですが、特にカルチャー系の記事をいろいろ作ることができました。

ローカルや一次産業の記事だけでなく、こうしていろんなジャンルの記事を出せるのは懐の広いクライアントのアイデムさんのおかげです……いつもありがとうございます!!!

 

2019年に書いた記事

今年はあんまり記事が書けませんでした。ただ、やっぱり自分はプレイヤーでいたいので、来年は倍書きます。

少ないぶん、書いた記事はどれも思い入れが深いです。ジモコロでライターとして書いた記事の5本中3本が林業関係なのは笑ってしまった。ルーツも海より山なので、これは来年以降も追いたいテーマです。

 

 【ジモコロ】

 

※構成を担当

 

【BAMP】


【Gyoppy!】


【その他】

 

人前で喋る仕事

喋る仕事をお声がけいただくことがうんと増えた年でした。苦手意識があったものの、司会系のものはふだんの取材の延長的な感覚でやればいいことがわかってきたので、徐々に楽しめるようになってきました。

中高生に編集の授業をさせていただく機会もあって、これがとりわけ楽しかった。後日、参加した生徒のみんなからの感想をもらった時には泣きそうになりましたね。

ライター・編集のスキルを伝える仕事はすごくやりがいがあるので、Huuuuの事業の一つとしてどんどんやっていけたらいいな、と思ってます。

 

【司会】

フリーランス協会さん主催『IPF2019』内トークセッション

 

・PLANETS the BLUEPRINT(2019.11.12放送回)浅見裕さん×山口拓也さん×宇野常寛さん「田舎フリーランスという生き方入門」

 

 

 

【講師・登壇】

・第三回オカヤマハラク会議in東京

 

・「ライター100人カイギ」vol.3

 

岡山市の発達障がいに関する市民講座にて取材報告

 

・和歌山の中学校で「地元の魅力の見つけ方/届け方」について授業


・山梨の高校で『街にコロがる魅力の伝え方&届け方』について授業

  

「わかりあえない」を諦めない

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去年も同じようなことを書きましたが、「人と一緒に働く」ことについて考え続けた1年でした。

 

最近考えているのは「わかりあえない」ことを諦めない、ということ。意見がぶつかったり、自分の期待を裏切られた時の対処法は大きくふたつに分かれると思います。怒るか、諦めて引くか。自分は後者の人間でした。

 

他人どうし、究極わかりあえない。夫婦関係なんかでもそう考えたほうが上手くいくこともあるのですが、そればっかりだと自分の首を絞めてしまうことにようやく気づき始めました。

わかりあえない、と感じた時でも、そこで諦めずにもう一歩踏み出すことで、その先の関係が生まれることがある。『逃げ恥』もまさにそんな、その先にある関係の尊さを描いたドラマだから面白いのだと思います。

 

ということで、2020年は諦めない1年にしたいです。書くことも、人と向き合うことも。

それでは、来年も友光だんごをよろしくお願いします!

 

 

☆あと“犬民藝”を載せるアカウント「友光わんこ」も細々やってますので、よろしければぜひフォローしてください。尻尾ふってよろこびます。

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