ライター編集者・友光だんご日記

編集者/ライター・友光哲(友光だんご)の日記です。

2023年まとめとワームホールの話

小説をよく読んだ

今年は個人的に小説の当たり年だった。大きめの書店が家の近くになったのもあるかもしれない。なんとなく書店に行ってなんとなく棚を眺めてなんとなく手に取った本がとてつもなく面白い、みたいなことは多い。働き出したくらいからその時間が減っていたけど、元々自分はこういうのが好きだったのだ。原点回帰。YAの小説がやっとまた読めるようになってきた。

 

『成瀬〜』の作者は滋賀県大津市のローカルブログをずっと書いていた方。『成瀬〜』も大津が舞台なのだけれど、岡山県岡山市育ちとして郊外の風景を思い出しながら読んだ。1月にシリーズ続編も出るらしいので楽しみ。

 

『万事快調』も郊外が舞台の小説。なんとなく次のジモコロのテーマで「郊外」をやりたいなと考えていたのだけれど、友人と話していて郊外とフィクションは相性がいいのでは、という仮説。ある意味、田舎よりも余白の多い土地だから、そこには物語が載せやすい? というか物語でも載せないとどうにもならない、と言ったほうがいいのかも。という意味では森見さんに取材した時の話とも繋がるような。

 

あとはSFもよく読みました。

 

ジモコロは無限のワームホール

ジモコロ編集長として何がしたいか、みたいなことを考え続けた1年でもあったんだけど、自分にとってのジモコロは「ワームホール」だ!と思い至りました。

めちゃくちゃざっくり言うと、「違う世界へジャンプできる、すごいトンネル」がワームホールです。

自分自身、ジモコロを通じて気づけばだいぶ人生が面白いことになっていて。ワームホールを抜けたら「だんご」という名前になっておもしろローカルの世界の真っ只中にいたわけです。これもSF。

つねづねジモコロで「間口は広く、奥行きは深く」を記事の編集方針にしてたんですが、奥行きのその先がどうなっているかというと、また別の広い世界に繋がってると思うんですよね。ひとつの好奇心はきっかけとなって、また別の好奇心を芋づる式にどんどん呼んでくる。

本や雑誌やメディア自体がそういう「別の世界への入り口」ではあるんだけれど、縦スクロールでリニアな構造のウェブ記事は特にワームホールっぽいな、と思います。だから結論として一つの答えを提示したいわけではないし、今まで知らなかった世界の入口でありたい。そんな感じで来年もやっていこうと思います。

 

書いた記事

仕事についても簡単にまとめます。自分で書いた記事が10本、構成手伝ってもらった記事が4本。

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イベント写真撮影

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