「『下』に下ろす」ことについて
こんにちは、友光です。
今日読んだこの記事が面白かったです。
「でも、そこそこ方針が決まったら、雑でもいいからすぐに作り始めたほうが効果的なのです。そのことを「構築主義(コンストラクショニズム)」と呼びます。実際に手を動かしながら何かを作ることで、答えが浮かび上がってくるのです。」
自分もはじめに考え込んでしまう方なので、とても刺さりました。刺さったついでにブログを書き始めた次第です。
ジモコロで書いた2本目の記事が公開になっています。
この記事をきっかけに「職人問題」について調べるようになりました。
世の中の産業や価値観が変化するのは仕方ありませんが、衰退にただ任せ、何十年、何百年という時間を費やし受け継がれて来た職人の技術が途絶えてしまうのは惜しい。
で、今日、フリー編集者の西山武志さんと会いました。西山さんは大学の一つ上の先輩かつフリー編集者の先輩ということで、色々教えてもらっていたのですが、次のような話が。
(特にウェブ業界で)編集者がいない、ライターがいないと言われるのは、教育が不足している、というんですね。教育されず、単価の安い仕事ばかり受けているライターはリテラシーもプライドも育たない。
で、編集経験のある人が、どんどん「下」に知識やノウハウを下ろしていかなければ、新しい人が育たないし、結果的に業界は小さくなってしまう……というような話でした(ざっくりですが)。
この構造って、職人の衰退の状況とまさに同じだと思うんですよね。技術やノウハウを(経験値的に)下の人に下ろし、伝えていかないと、やがて業界は衰退してしまう。
西山さんは「教育というか『シェア』くらいの感覚で伝えたらいいと思う」と言っており、これまたいいなと。業界全体が盛り上がれば、結果的に自分に返ってくるので。
まだ自分の足場を固めてる段階ではありますが、自分のできる限りのシェアはしていきたいな、というところで今日は終わります。